【日本スキー場開発株式会社(6040)】2025年7月期 第2四半期決算分析レポート

企業分析

【日本スキー場開発株式会社(6040)】2025年7月期 第2四半期決算分析レポート

1. 会社概要

日本スキー場開発株式会社(コード:6040) は、日本国内でスキー場を運営・開発する企業であり、白馬エリアを中心に複数のスキー場を所有・運営しています。リフト運営だけでなく、宿泊施設やアクティビティの提供、環境保全型観光事業を展開し、冬季だけでなくグリーンシーズンの観光需要にも対応することで収益を拡大しています。


2. 決算概要(前年および前回決算との比較)

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 第2四半期 前年比 (%) 売上高 4,955百万円 3,917百万円 +26.5% 営業利益 1,083百万円 703百万円 +54.0% 経常利益 1,077百万円 701百万円 +53.6% 親会社株主に帰属する純利益 773百万円 487百万円 +58.6%

良い点

  • 売上高が大幅増(+26.5%) →インバウンド需要の増加とスキー場のサービス強化が寄与。
  • 営業利益・経常利益が大幅増(+54.0%、+53.6%) →スキー場の利用者増加とサービスの高単価化。
  • 純利益の大幅増(+58.6%) →経費削減と売上の成長が要因。

3. 財務状況(単位:百万円)

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 前年比 (%) 総資産 13,154 10,990 +19.7% 純資産 7,739 7,059 +9.6% 自己資本比率 55.5% 60.7% -5.2pt 1株当たり純資産 479.49円 438.40円 +9.4%

良い点

  • 総資産の増加(+19.7%) →新たな設備投資と事業拡大が影響。
  • 自己資本比率の低下(60.7% → 55.5%) →負債の増加による影響。
  • 1株当たり純資産は増加 →株主価値の向上が確認できる。

4. キャッシュフロー分析(単位:百万円)

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 営業CF 517 303 投資CF -1,807 -2,023 財務CF 145 2,457 現金同等物 1,996 3,141

ポイント

  • 営業CFはプラス(517百万円) →本業のキャッシュ創出力は良好。
  • 投資CFの大幅な支出 →スキー場の設備投資に伴う資金流出。
  • 財務CFは前年より減少 →前年に比べて借入が減少。

5. 業績予想(単位:百万円)

指標 2025年7月期 通期予想 前年比 (%) 売上高 9,850 +19.5% 営業利益 1,900 +22.4% 経常利益 1,875 +20.7% 親会社株主に帰属する純利益 1,280 +17.0% EPS 84.05円 +17.0%

ポイント

  • 売上高の成長継続(+19.5%) →スキー場運営の安定成長とインバウンド需要の拡大。
  • 利益成長の継続(営業利益+22.4%) →コスト管理と価格戦略の成功。
  • EPS(1株当たり利益)の増加(+17.0%) →株主還元強化の可能性。

6. 総評(100点満点評価)

項目 点数(25点満点) コメント 財務健全性 21 自己資本比率が安定し、財務基盤は良好。 成長性 23 インバウンド需要の回復が業績を押し上げる。 市場ポジション 22 国内スキー場市場で強い存在感。 将来性 21 グリーンシーズンの収益拡大が鍵となる。 総合評価87点売上・利益の伸びを維持しながら成長戦略を継続。

📌 注意事項
本記事は公開情報に基づき作成されたものであり、特定の投資判断を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴いますので、ご自身の判断で慎重に検討してください。

出典: 日本スキー場開発株式会社 2025年7月期 第2四半期決算短信(公式IRページ)


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順次掲載していきますので、続報をお待ちください。

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