【日本駐車場開発株式会社(2353)】2025年7月期 第2四半期決算分析レポート

企業分析

【日本駐車場開発株式会社(2353)】2025年7月期 第2四半期決算分析レポート

1. 会社概要

日本駐車場開発株式会社(コード:2353) は、駐車場事業、スキー場事業、テーマパーク事業を展開する企業です。主力事業の駐車場管理に加え、レジャー施設運営にも注力し、観光需要の回復を背景に成長を続けています。


2. 決算概要(前年および前回決算との比較)

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 第2四半期 前年比 (%) 売上高 18,413 15,955 +15.4% 営業利益 4,167 3,276 +27.2% 経常利益 4,237 3,255 +30.2% 親会社株主に帰属する純利益 2,571 2,307 +11.4%

良い点

  • 売上高・営業利益・経常利益すべてが大幅増 → 駐車場事業・スキー場事業・テーマパーク事業の好調が寄与。
  • 駐車場事業が特に堅調 → 国内外で契約物件数が増加し、収益性が向上。
  • スキー場・テーマパーク事業の回復 → インバウンド需要の回復と、新サービス導入が売上に貢献。

3. 財務状況

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 前年比 (%) 総資産 44,547 42,136 +5.7% 純資産 19,949 18,567 +7.4% 自己資本比率 37.3% 36.7% +0.6pt ROE 12.9% 12.4% +0.5pt

ポイント

  • 総資産の増加 → スキー場事業の設備投資(ゴンドラ・人工降雪機)による影響。
  • 自己資本比率の安定 → 負債増加が抑えられ、財務の健全性を維持。

4. キャッシュフロー分析

指標 2025年7月期 第2四半期 2024年7月期 営業CF 3,716 2,475 投資CF -2,787 -3,877 財務CF -1,262 +6,946 現金同等物 16,114 16,375

ポイント

  • 営業CFは大幅改善 → 駐車場・スキー場の利用者増加により、現金創出力が強化。
  • 投資CFは前年より減少 → 設備投資は継続しているが、大規模投資は一服。
  • 財務CFはマイナス → 配当の増加により、キャッシュ流出が増加。

5. 業績予想

指標 2025年7月期 通期予想 前年比 (%) 売上高 36,650 +12.1% 営業利益 7,200 +11.4% 経常利益 7,200 +10.6% 純利益 4,700 -7.9% EPS 14.82円 -7.9%

ポイント

  • 売上高・営業利益は増加見込み → 事業拡大と観光需要の回復を見込む。
  • 純利益は減少予想 → 法人税の増加や特別損失(韓国法人清算)が影響。

6. 総評(100点満点評価)

項目 点数(25点満点) コメント 財務健全性 22 自己資本比率の安定性が評価できる。 成長性 23 スキー場・駐車場事業の拡大がカギ。 市場ポジション 22 観光需要の回復が追い風。 将来性 21 法人税増加の影響をどう乗り越えるかが課題。 総合評価88点売上成長と利益率向上が今後のポイント。

📌 注意事項
本記事は公開情報に基づき作成されたものであり、特定の投資判断を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴いますので、ご自身の判断で慎重に検討してください。

出典: 日本駐車場開発株式会社 2025年7月期 第2四半期決算短信(公式IRページ)


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順次掲載していきますので、続報をお待ちください。

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