【投資分析レポート】robot home(1435)2025年12月期 第2四半期決算

企業分析

【投資分析レポート】robot home(1435)2025年12月期 第2四半期決算


会社概要

株式会社robot homeは、不動産DXを推進する企業で、AI・IoT技術を活用した デジタル資産管理プラットフォーム「robot home」を展開。
不動産オーナーに対し、新築・中古物件供給、賃貸管理受託、売却・再投資までを包括的にサポートし、ストック収益の拡大を目指す。
また、AI・IoT事業を通じて賃貸管理の自動化やDX総合支援サービスも提供している。


決算概要(2025年1月~6月)

  • 売上高:50.1億円(前年同期比 +5.3%)
  • 営業利益:0.7億円(▲87.0%)
  • 経常利益:2.0億円(▲63.2%)
  • 親会社純利益:1.8億円(▲66.5%) oai_citation:2‡140120250807535019.pdf

➡ 売上は増加したが、利益は大幅減。前期にあった大型棚卸資産売却の反動が影響。
※一過性要因を除いたベースでは売上+43.5%、営業利益+43.0%と堅調。


経営成績(売上・利益推移)

(百万円) 2024/12期 2Q 2025/12期 2Q 増減率 売上高 4,760 5,014 +5.3% 営業利益 565 73 ▲87.0% 経常利益 561 206 ▲63.2% 親会社純利益 531 178 ▲66.5%


財務状況

(百万円) 2024/12期末 2025/6末 増減 総資産 13,233 16,006 +2,773 負債合計 3,923 6,606 +2,683 純資産 9,310 9,401 +91 自己資本比率 70.3% 58.7% ▲11.6pt

  • EPS:1.98円(前年同期 5.90円)
  • ROE:低下傾向、資産増加に伴いレバレッジ拡大

キャッシュフロー(2025年上期)

(百万円) 2024/12期 2Q 2025/12期 2Q 営業CF +313 ▲3,604 投資CF ▲501 ▲543 財務CF +212 +2,275 現金期末残高 4,749 4,626

➡ 営業CFは大幅マイナス(棚卸資産増加が要因)。一方、財務CFは借入増でプラス。


業績予想(2025年12月期 通期)

(百万円) 予想 前期比 売上高 24,000 +82.4% 営業利益 1,400 +34.1% 経常利益 1,350 +32.6% 当期純利益 1,100 +20.5% EPS 12.24円 +20.5%

AI予測:

  • 標準:売上 2,400億円、純利益 11億円達成
  • 楽観:市場回復+DX需要加速 → 売上 2,600億円、純利益 13億円
  • 悲観:不動産市況悪化・金利上昇 → 売上 2,200億円、純利益 9億円

配当情報


バリュエーション比較

企業 PER PBR 配当利回り robot home 約12倍(予想EPSベース) 0.8倍前後 1.4% ケイアイスター不動産 7倍 1.0倍 3.5% レオパレス21 9倍 1.2倍 2.0%

➡ 不動産テック銘柄としては割安感あるが、収益安定性は課題。


業界動向と競合比較

  • 不動産業界は金利上昇懸念が残る一方、DX化ニーズが急拡大。
  • robot homeはプラットフォーム型事業で差別化。
  • 競合:レオパレス21(管理戸数ベース)、ケイアイスター不動産(供給力ベース)。

投資家向けアクション

  • 営業CFマイナスや利益減は懸念だが、一過性要因を除くと成長トレンド維持
  • 短期は不安定だが、中期的なDX成長銘柄として注視

企業向けアクション

  • robot homeプラットフォーム導入により、不動産管理の効率化・安定収益確保が可能。

⚠️ 注意事項
本レポートは公開情報(決算短信・半期報告書)に基づく分析であり、将来の株価や業績を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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